One Stop Daily Ware “COLESSAE”
常に時代のニーズを捉え、今は無くても必要とされるものを作り続ける。
この「先取の精神」を持った商人気質が山中塗の原動力です。
緑豊かな山々、その間の渓流による豊かな水、そして温泉。山中には、漆器づくりが生まれるべくして生まれた風土があります。
安土桃山時代に木地師の集団が山中温泉の上流、真砂という集落移住したことに始まります。その後、他の産地から塗りや蒔絵の技術を導入し、木地とともに茶道具などの塗り物の産地として発展してきました。
山中塗は、強度があり、環境ホルモンを全く含まず、焼却してもダイオキシンを発生させない環境性能にも優れたPET樹脂を、日本で初めて樹脂漆器として商品化することに成功しました。
一般的なプラスチック製品が原料に着色するのに対して、山中塗はあえて成型した素地に塗ります。塗りの職人は塗師（ぬし）と呼ばれ、美容業界に例えるならメイキャップアーティストの様な存在です。塗師の存在があってこそ、素地をより美しく機能的に仕上げ、様々な色やテクスチャーを表現することができます。
シンプルで良質なものをロングライフで使うという今の価値観に合わせ、サトウキビ由来のバイオマスPET樹脂を原材料に採用することに加え、バイオマス塗料を使用するなど、素材／塗りの両面から次の時代の先取の取り組みを始めています。
